闘病の日々 |
| ステロイド治療を開始してから、一進一退の症状が続くクロ。やはり心配していた通り副作用による症状が現れ始めました。 |
| 「膿皮症」犬には良くある病気です。皮膚が細菌感染により赤く腫れあがったり、爛れたようになったり、その名の通り膿がでたりという病気ですが、健康な犬ならよほどの事が無い限りは比較的すぐに治る病気です。 |
| しかし、クロの場合は体力が極端に落ちているうえに、ステロイドで免疫を体の大元から止めてしまっている状態なので、皮膚に対する外敵である細菌に対して迎え撃つ力が殆どありません。 |
| クロの場合は全身の殆どの皮膚が赤く腫れ、至る所から膿が出るという状況でした。治療方法としては、殺菌力の強いシャンプーを使い週に2〜3回全身を良く洗うという事です。 |
| しかし、犬や猫のシャンプーをした事のある方ならお解かりのとおり、全身が毛に覆われた動物の、特に皮膚をくまなくキレイに洗うと言う事は容易な事ではありません。 |
| まして、北国生まれの大型犬ともなれば、アンダーコートまで塗らすだけでも至難の業、アンダーコートを掻き分け皮膚まで薬用シャンプーを行き渡らせようとすればタップリと一時間はかかってしまいます。 |
| 体力の衰えたクロにとって、一時間もの間立っている事がどれほど苦痛であったかは
容易に想像する事ができます。 |
| しかし、クロは耐えて続けてくれました。 |
| 但し、週2〜3回はクロにとっても私にとっても、とても無理な回数でしたので、
仕事が休みになる日曜日に1回だけ、ビルバゾイルという薬用シャンプーを使って
極力短時間に洗うように心がけました。 |
| 普通の犬ならシャンプーをしている最中、又はその後も「ブルッブルッ」と身体を
震わせて水をあたり一面に撒き散らす、という事はどなたも体験された事があると
と思います。 |
| もちろん、クロだって本能的に「ブルブルッ」としようとする仕草は見せるのですが、
全身が筋炎で痛くて立っているのもやっとのクロは「ブル・・・」「ヒィッ」・・
その後は身動きせずにじっと痛みに耐えているクロ。 |
| この辛いシャンプーは私にとっても、最も心の痛む作業でした。
時にイライラし、バスタオルを持って風呂場の外で待ち構えている筈の娘の対応が
遅いと怒鳴り散らしたり、まさに病気との闘いの戦場でした。 |
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